スポーツ選手の横顔

スポーツで活躍している選手の横顔に迫ります

全米女子オープンゴルフ 2016 日本人選手の行方

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                              (画像:TV朝日)

さあ、七夕とともに始りました全米女子オープンゴルフ。今回も韓国勢が強い!

初日を終えての上位選手と日本人選手のスコアは以下の通りです。

  1位   イ・ミリム    韓国 -8
  2位T  ミンジー・リー  豪  -5
  2位T  Cr・カー    米  -5
  2位T  エイミー・ヤン  韓国 -5
---------------------------------------------------
11位T  野村敏京     日本 -2
22位T  横峯さくら    日本 -1
22位T  原江里菜     日本 -1
22位T  宮里美香     日本 -1
68位T  佐藤絵美     日本 +2
68位T  渡邉彩香     日本 +2
98位T  堀 琴音     日本 +3
108位T   大山志保     日本 +4
108位T   イ・ボミ     韓国 +4
127位T   松森彩夏     日本 +6
154位T   澤田知佳     日本 +12(暫定)  

TV中継しているので、朝眠いですが午前4時から放送していますが、コース概要を知るには、このページが一番だと思います。(TV朝日)

→  http://www.tv-asahi.co.jp/us-women/course/

 

しかし、韓国勢は強いですね。いきなりこのコースで初日から-8は、さすがとしかいいようがありません。
しかもこの、コーデバルというコースは、米PGA、男子ツアーのフライズドットコムオープンの開催コースだったというコースだから、難しさはお墨付き。

昨年の大会でも、いきなり初出場で初優勝を韓国のチョン・イジンが成し遂げた。4月のワールドレディースサロンパスカップで日本初出場・初優勝を飾ったばかりで、日本とアメリカで同年で初出場・初優勝とおう快挙だった。

すごいですよね。

と感心ばかりしていられません。まだまだ初日が終わったばかり。頑張れ日本。

 

さて、日本でもメジャーが行われています。男子ツアー、日本プロゴルフ選手権ですが、石川遼が約半年振りにコースに戻ってきた復帰第一線でした。
初日を終えて、+5の114位タイグループに。トップは武藤俊憲の-8でした。

 

 

 

  

 

全米女子オープンゴルフ 2016 メジャー始る

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                              (画像:GDO)

7月はイギリスに注目が集まっていましたが、本日からアメリカでもう一つのメジャーというか、これが女子の大会の中では最高峰だと思っていますが、全米女子オープンゴルフが開幕します。

日本からは、野村敏京横峯さくら大山志保(昨年5位)、澤田知佳、原江里菜、佐藤絵美、松森彩夏、宮里美香、そして渡邉彩夏の9人がエントリー。

開催コースは、カリフォルニア州サンノゼ郊外のコーデバルゴルフクラブでの開催となります。丘陵地に造られた広々としたチャンピオンコース。飛ばし屋有利の展開になりそうですが、果たして。

全米女子オープンゴルフの開催コースは、過去複数回開催されているコースが少ないのが特徴。すなわち、いろいろなコースで開催して試すのが「オープン」ゴルフの考え方なのだろう。パインニードルスで3回、オークモントで2回、パンプキンリッジで2回が複数回開催されているコースで、あとは全て1回だけの開催となっている。

第一回の開催は、1946年、戦後の翌年で、スポーケンカントリークラブで開催され、優勝者はパティ・バーグ、この時はマッチプレーで、優勝金額が5600ドルだった。

第二回の翌年から、ストロークプレイに変更、ベティ・ジェームソンが優勝、優勝金額は2000ドルと、なんと第一回大会よりも金額が下がってしまった。

その後も優勝金額は1500ドルから2000ドルの間を行ったり来たりしていたが、1964年にミッキー・ライト(アメリカ)が優勝したころから、人気も賞金も落ち着いてくる。

さて、歴代の優勝者はというと、ほとんどがアメリカ国籍のプロばかり。1955年にウルグアイのフェイ・クロッカー、1967年にはフランスのアマチュアカトリーヌ・ラコストが優勝しているが、1982年まではそれ以外は全部アメリカ。

それにしても、ウルグアイやフランスの選手が優勝しているのは珍しいですね。特にフランスの選手といえば、全英オープンのカーヌスティの悲劇のヒーロー、バンデバルデ
を思い出してしまいますね。

1995年・1996年の2連続でスウェーデンの絶対女王、アニカ・ソレンスタムが優勝するとこの後は、アメリカの勢いが衰えることになります。2000年・2001年にはオーストラリアのカーリー・ウェブが2連続優勝。2005年以降は、韓国勢が昨年に至るまで、入れ替わり立ち代わり7回優勝することになります。つまり最近では韓国がメジャーを制しているという女子プロゴルフ界なのです。

日本も、2015年はイボ・ミの独走でしたよね。男女両方での年間最高賞金獲得を持っていかれたのですから、う~む。可愛いから許しますか・・。

で、このイボ・ミでさえ、リオのオリンピック出場にはまだまだ届かないというのですから、なんとも韓国勢の層の厚さと強さには感服しますね。

賞金総額は、450万ドル、優勝賞金は81万ドルとこれは昨年と同じです。

今年こそ、高々と優勝トロフィーを掲げている日本人選手の姿を見たいですね。

放送は、テレビ朝日系列で、7月8日金曜日の朝から毎日11日の最終日の模様まで放送されます。詳細は、

第一日 7月  8日(金)4:00~
第二日 7月  9日(土)4:00~
第三日 7月10日(日)4:05~
最終日 7月11日(月)6:00~ 

さあ、楽しみですね。

頑張れ、日本!

 

 

全英オープンゴルフ 2016 賞金額の推移

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            (画像:GDO:2015年大会優勝のザック・ジョンソン

いよいよ全英オープンゴルフがロイヤル・トゥルーンゴルフクラブにて開催されます。あと一週間お待ちください。

全英オープンは、今週はテニスの全英オープンを行っていますが、来週からは3週連続で全英オープンが開催されます。男子メジャーの全英オープン、全英シニアオープン、そしてリコー全英女子オープンです。

さて、今回は、気になる優勝金額についてす。

今年の優勝金額は、180万ドルと発表されています。実際にはポンドで支払われるため、獲得額はその時のレートにより上下します。180万ドルは、全英オープンやマスターズの賞金額と同じですね。

全英オープンの賞金額も2000年を越えたあたりから、爆発的に増えています。

2000年の全英オープンといえば、タイガー・ウッズが史上最小スコア-19をセント・アンドルーズにて叩き出して優勝した年の事で、今でも鮮明に覚えています。しかも前年1999年がカーヌスティの悲劇の年でしたから余計に印象が強かったですね。

この時2000年の優勝賞金が、50万ポンド、現在価値で7500万円程度ですから、全英オープンも15年で優勝金額が2.5倍にもなったのですね。

遡ること10年、1990年の大会は、ニック・ファルドがセント・アンドルーズで-18で優勝した年でした。この記録は敗れないだろうと誰もが思っていた最小スコアでしたが、10年後にタイガー・ウッズがあっけなく破るのですね。

1990年の優勝金額は、なんと85000ポンド、現在価値で約1300万円だから、もはや賞金のためではなく名誉のために戦っていたことが伺えます。

さらに遡ること10年、1980年の大会は、トム・ワトソンがミュアフィールドでー13で優勝するのですが、その時の賞金額は、なんと25000ポンド、現在価値で約400万円だから、なんとも安い優勝金額でしたね。

では、最初の全英オープンの優勝金額はと言うと、1864年、トム・モリス・シニアがプレストウイックゴルフクラブにて優勝したときですが、優勝金額は6ポンドでした。

以降10年ごとに優勝者と優勝金額を追って見ました。

1870年 優勝者 トム・モリス・ジュニア 優勝金額    6ポンド
1880年 優勝者 ロバート・ファーガン  優勝金額    8ポンド
1890年 優勝者 ジョン・ポール     優勝金額 0(アマチュアのため)
1900年 優勝者 ジョン・H・テイラー  優勝金額 50ポンド
1910年 優勝者 ジェームス・ブレイド  優勝金額 50ポンド
1920年 優勝者 ジョージ・ダンカン   優勝金額 75ポンド
1930年 優勝者 ボビー・ジョーンズ   優勝金額 0(アマチュアのため)
1939年 優勝者 リチャード・バートン  優勝金額 100ポンド
1950年 優勝者 ボビー・ロック     優勝金額 300ポンド
1960年 優勝者 ケン・ネーグル     優勝金額 1250ポンド
1970年 優勝者 ジャック・ニクラウス  優勝金額 5250ポンド
1980年 優勝者 トム・ワトソン     優勝金額 25000ポンド
1990年 優勝者 ニック・ファルド    優勝金額 85000ポンド
2000年 優勝者 タイガー・ウッズ    優勝金額 50万ポンド
2010年 優勝者 ルイス・ウーストハイゼン優勝金額 85万ポンド
2015年 優勝者 ザック・ジョンソン   優勝金額 115万ポンド

たしかに、さすがメジャー大会ですね。

比較するのが意味ないのですが、テニスの全英オープンは、2週間の大会で7回勝つと優勝で、その金額は、200万ポンド。
ゴルフの全英オープンは、4日間のストロークプレイで優勝すると、約120万ポンドだから、テニスのほうが優勝金額は高い?と一言では片付けられませんが、いずれにせよ、物凄い名誉ですから、日本人選手の皆様、是非頑張ってください。

全英オープン 2016 ウインブルドン 錦織圭の賞金は?

f:id:prosports:20160705132731p:plain毎日新聞

「人生で一番痛みと戦った試合だった」
残念! 脇腹痛で途中棄権、またしてもチリッチに敗れる!

となってしまった、錦織圭の今年のウインブルドン。ベスト16で終わってしまいました。残念です。そして密かに応援していた女子の土居美咲も敗れて、男女ともに日本人選手のベスト8進出はなりませんでした。

実は、なんとかベスト8までは行って欲しかったんです。とうのは、ウインブルドンではベスト8に一度でも入ると一生ウインブルドンの試合の席を用意してくれる「ラストクラブエイト」という権利が与えれえます。

まだ、錦織圭ウインブルドンでは結果を残せていないんですね。

ベスト8といえば、1995年松岡修三がベスト8に進出しましたね。
女子もクルム伊達もベスト4に入ったので、この2人は一生ウインブルドンに席が用意されているのです。

 

さて、気になる錦織圭の賞金額ですが、今回は大会総合賞金額が約43億円と言う桁違いの高額になったことで、シングルスの場合、優勝金額は200万ポンド、約3億円というバカ高い賞金になっています。

で、準優勝で100万ポンド、ベスト4で50万ポンド、ベスト8で25万ポンド、ベスト16で132000ポンドという設定になっているので、今回の錦織圭土居美咲の場合は、約2000万円の賞金獲得ということになりますね。

 

ゴルフと比較してもショーがないのですが、先週の男子の日本ツアーの長嶋茂雄招待・セガサミートーナメントの優勝賞金が3000万円だったことから考えると、う~ム。比較にはなりませんね。

 

さて、気を取り直して、今年最後のメジャー、全米オープンに向かって頑張れ圭!

次回からは、もう一つの全英オープンを中心に進めていきます。

 

 

全英オープン 2016 ジョコビッチ敗れる

f:id:prosports:20160704164323p:plain(AP通信)

もう一つの全英オープンは既に始っていますが、日本勢では男女ともに準々決勝に進みましたね。錦織圭の対戦相手は、あのチリッチ。2014年全米オープン決勝で、日本人初のメジャー制覇を阻んだことで、有名(悪役?)となりました。

さて、メジャーの借りはメジャーで返す、と錦織圭には頑張ってもらいたいところですが、あの大会以降チリッチとは2度対戦していて2度とも勝っているんです。だからこそ悔やまれる全米オープンでした。

今年は、女性も頑張っています。4大大会初のベスト8入りを賭けた世界ランク49位の土居美咲は同ランク4位で今年の全豪オープンの覇者アンゲリク・ゲルバーと対戦する。

対戦は、ともに、4日のNo2COURTで、第一試合が土居美咲、第二試合が錦織圭となる。第一試合スタートは午後7時半(日本時間)。

さて、ウインブルドンですが、波乱が起きました。あの絶対王者ジョコビッチが敗れたのです。ジョコビッチは大会3連覇がかかる試合でしたが、残念でした。

度重なる雨による中断の末、集中力を欠いたのか、セットカウント3-1で敗北。今期3敗目を喫し、ウインブルドンから姿を消すことになりました。

敗れた相手は、世界ランク41位のサム・クエリー。サム・クエリーとは過去に10回対戦していてジョコビッチの8勝2敗(今回を含む)と、決して相性の悪い相手ではないのだが、2012年のパリ大会ではなんと第一セットを0-6でとられての屈辱的な敗退だっただけに、今後はジョコビッチキラーとなることもあるえるかも。

今期の3敗は、ドバイ大会での途中棄権、モンテカルロ・ロレックス・マスターズではランク55位のJ・ヴェセリに敗れている。

ちなみに、絶好調だった2015年は、全試合で82勝6敗と驚異の勝率だった。6敗の内訳は、フェデラーに3敗、マレーに1敗、カルロビッチに1敗、ワウリンカに1敗だ。

我らが錦織圭にとっては、準決勝で当たるジョコビッチがいなくなったことで、さらに期待がかかることになった。

頑張れ、錦織圭

 

全英オープンゴルフ 2016 日本人選手

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おめでとうございます。
今期初優勝、谷原秀人プロ。
昨日最終日を迎えた長嶋茂雄インビテーショナル・セガサミーカップで、トータル14アンダー、2位に2打差で優勝、賞金は3000万円というビックボーナスを獲得しました。

全英オープン出場に向けて、とてもいい励みになりました。これで日本人選手にも火が付いて必ずやいい成績をもたらしてくれると信じています。

さて、全英オープンはゴルフの最高峰ですが、リオ・デジャネイロ・オリンピックでも

ゴルフが競技種目となっています。各国各2人の男女枠を目指して、日本国内でも出場枠獲得争いが続いていますが、ここにきて出場を辞退する選手が相次いでいます。

日本人選手でも、一位の松山英樹が出場を辞退することになった。
インタビューでも答えていますが、ジカ熱と治安の悪さが問題でした。

リオ・デジャネイロ・オリンピックのゴルフ開催コースは、こんなところ。

sokuho.alba.co.jp

これにより、二人の日本人候補は、次点の池田勇太と3位の片山晋吾となるだが、先週優勝した谷原秀人も、指名されても出場しないことを明らかにした。

世界各国でも出場辞退選手が相次いでいる。

オーストラリア:アダム・スコット、スコット・デイ、マーク・リーシュマン。
北アイルランド:ローリー・マキロイ、クレアム・マクドゥエル。
南アフリカ  :ルイ・ウーストハイゼン、ブランデン・グレース。

などは、出場辞退を早々と決めている。

一方で、リオ・デジャネイロ・オリンピック出場に意欲満々の選手もいる。女子プロの渡辺彩香だ。彼女いわく「ジカ熱なんて治らないわけじゃないのに、それだけで出場をあきらめるなんてもったいないことできません」

ジカ熱と治安の不安から辞退する選手が多い中、なんとも刃切れのいいコメントではないだろうか。


リオ・デジャネイロ・オリンピックは、いわゆるアマチュアの最高峰の大会。とわいえ、競技によっては金メダル獲得のためプロの出場が当たり前となっている昨今、今度は逆にプロから見捨てられるはめになるとは、オリンピックの金メダルももはや最高峰の名誉とはいかないのか?

頑張れ日本!
(画像転載:日本ゴルフツアー機構

全英オープンゴルフ2016 ロイヤル・トゥルーン

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全英オープンゴルフ2016の開催が近づいてきましたね。

今回の開催は、名門ロイヤル・トゥルーンゴルフクラブです。
ロイヤル・トゥルーンゴルフクラブは、ロンドンの北西600km、スコットランドグラスゴーから南西に50kmの海岸線に作られたリンクスです。創業は1878年
しかし、今から約130年前に、このスコットランドの地で、しかも冬には極寒となる地でゴルフが行われたというのですから、凄い話ですよね。

全英オープンは、1860年にプレストウイックゴルフクラブで開催されました。参加者はわずか8人、12ホールのコースを3ラウンド、計36ホールでのストロークプレイでした。
優勝者はウィリー・パーク、優勝スコアは174でした。優勝金額はゼロ。
当時の方々は、何を持って大会を運営していたのでしょうかね? 好きな人が集まってただただ楽しんでいたとしか考えられませんが、それがこんな大会になると夢見たことがあったのでしょうか?


全英オープンの開催は、リンクスに限ると言う決まりがあるようですが、戦後は、セント・アンドルーズ、ロイヤルリザム&セントアンズ、ロイヤルトゥルーン、ロイヤルセントジョージス、ロイヤルバークデール、ミュアフィールド、ターンベリーの7コースの持ち回りで開催されていました。

最近では、これにカーヌスティとロイヤルリバプールが加わり、 ローテーションに加わることになりそうです。また、2019年には新しくロイヤルポートラッシュ(北アイルダランド)での開催も決まっています。

   

さて、このロイヤル・トゥルーンゴルフクラブでの開催は今回で9回目、前回の開催からは12年空きましたが、過去には様々な名勝負が繰り広げられてきました。

1982年のロイヤル・トゥルーンゴルフクラブでの開催では、倉本昌弘の4位が日本人選手の最高位です。

今回は有名なホールである8番123ヤード・パー3でのエピソードをご紹介しましょう。

1950年の全英オープン、ドイツのアマチュア、ルマン・ティッシーズは、バンカーを11回行き来します、12オン3パットの15を叩くことになります。歴史上最多打数として残っている記録です。

1973年の全英オープンでは、アメリカのジーン・サラゼンがホールインワンを、翌日にはチップインバーディーと2日間で3打という快挙も打ちたてています。

 8番ホールはこんな感じです。(ROYAL TROON Golf Club HPより引用)

 

さて今回は日本人8人が挑みます。

松山英樹
宮里優作
池田勇太
塚田陽亮
小平 智
市原弘大
今平周吾
谷原秀人

日本人メジャー初制覇!期待しています。頑張れ日本!

全英オープン 2016 ウインブルドンの優勝賞金 

f:id:prosports:20160701190836p:plain(AP通信)

おめでとうございます。

見事、我らが錦織圭、無事二回戦突破です。第一セットは最後の最後でブレイクされて逃してしまいましたが、その後は難なく勝てました。

ウインブルドン三回戦は、No2コートの第三試合。第一試合が本日19時スタート(日本時間)だから、本日の深夜から明日の朝になるかなというところです。
三回戦の相手は、アンドレイ・クズネツォフ(42位)との対戦となります。過去の対戦は、一勝一敗で、その一敗も錦織圭の途中棄権でした。サーブの強力な選手ですが、安定性に欠けるため、まあ問題なく勝てるでしょう。

さて、気になるのが、優勝賞金ですが、男女ともシングルスの優勝賞金は、バカ高いのがウインブルドンです。

優勝賞金の推移を見ても、この10年で約3倍弱、5年間で2倍にまで膨れ上がっています。(単位:ポンド)

1989年 男子 19万     女子 17万1000
1990年 男子 23万     女子 20万7000
1991年 男子 24万     女子 21万6000
1992年 男子 26万5000     女子    24万  
1993年 男子 30万5000     女子    27万5000
1994年 男子 34万5000     女子    31万
1995年 男子 36万5000     女子    32万8000
1996年 男子 39万2500   女子   35万3000
1997年 男子 41万5000     女子    37万3500
1998年 男子 43万5000     女子    39万1500
1999年 男子 45万5000     女子    40万9500
2000年 男子 47万7500     女子    43万
2001年 男子 50万        女子    46万2500
2002年    男子 52万5000     女子    48万6000
2003年 男子 57万5000     女子    53万5000
2004年 男子 60万2500     女子    56万0500
2005年 男子 63万        女子    60万
2006年    男子 65万5000     女子    62万5000
2007年 男女とも    70万
2008年 男女とも    75万
2009年 男女とも    85万
2010年 男女とも  100万
2011年    男女とも  110万
2012年 男女とも  115万
2013年 男女とも  160万
2014年 男女とも  176万
2015年 男女とも  188万
2016年 男女とも  200万

ちなみに、男女ダブルスの優勝者には、それぞれ35万ポンド、ミックスダブルスの優勝者には、それぞれ10万ポンドとなっているから、いかにシングルスの優勝が価値があるのかがわかる。

男女が同じ賞金額と言うのも、面白い。だって男子は5セットマッチ、女子は3セットマッチだから、精神と肉体の疲労度は男子のほうが高いはず。でも同じと言うのは、それだけ名誉のある戦いと言うことなのでしょう。

しかも、一回戦で敗退しても、3万ポンド(約450万円)もらえるのだから、それはもうう出るしかないと、皆ウインブルドンを目指すのですね。

テニスのメジャー大会の優勝賞金は、ゴルフのメジャーよりも高いことで有名。先月行われた、ゴルフのメジャー大会全米オープンの優勝賞金は180万ドルでした。それをはるかに上回る200万ポンドだから、驚愕の一言です。


今回のウインブルドンでも、面白い対戦がありました。なんとランク772位の選手で、今年はまだ3万円しか稼いでいないマーカス・ウィルスが一回戦を勝ち抜いて、二回戦でロジャー・フェデラーと対戦することになったのです。結果は惨敗でしたが、それでも第一セットが0-6、第二セットを3-6、第三セットは4-6と元世界王者のフェデラーから7ゲームもキープ、サービスエース9本を奪うなど健闘しました。

マーカス・ウィルスは、普段はテニスクラブでコーチをしているとのこと。今回のウインブルドンには、恋人に後押しされて出場を決意。予備予選から勝ち上がってきての一回戦突破であった。二回戦で敗れたものの、普段対決すらすることのないフェデラーと対戦し、しかも自分のゲームを7ゲームもキープしたのは凄いこと。
ちなみに賞金は約680万円、恋人になにかプレゼントするのでしょうね。

 

 

全英オープン2016 ウインブルドンの謎

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                            (画像転載:共同通信

ウインブルドンと言えば、テニスの全英オープン

このウインブルドンにまつわる謎を紹介します。
今回は、何故ウインブルドンだけが白いウエアでなければならないのか?について。

簡単に「大会規定だから」「テニスクラブの規定だから」と言ってしまえばそれまでですが、どうしてそうなったのかについてちょっと紹介しますと、

昔テニスは貴族のスポーツでした。彼らはテニスをする際、神聖なスポーツであると言うことから「白」い衣装でプレイしたのです。

そんなテニスというスポーツが、大会となった1884年の第一回ウインブルドン
この大会での初代女子シングルスの王者、モード・ワトソンが白のロングドレスでプレーしていたことが、ウインブルドンの規定の起源となっているそうです。

また、ウインブルドンの会場であるオールイングランド・ローンテニスアンドクローケークラブの規定が、ウエアは白を着用するというものでもあったため、相まってウインブルドンの規定になったのですね。

規定では、「ウエアとシューズの8割以上が白であること」とされています。
その規定に従ってか、テニスボールも1980年台半ばまで白だったそうです。覚えてないなぁ。

「白であれば文句はないでしょう?」と色が白でも奇抜なデザインで出場する選手もいましたが、2000年くらいまでは、結構デザインにも厳しかったようです。
最近では、7分丈パンツやノースリーブでもOKとやや緩くなってきましたね。

さて、今夜は錦織圭の二回戦です。相手はジュリアン・ベネトー、ノープロブレムの相手ですが、anyway,頑張れ錦織圭! ダニエル太郎は残念でした!

ウインブルドン 2016 始る もう一つの全英オープン

f:id:prosports:20160628130444p:plain(AP通信)

もう一つの全英オープンである、「ウインブルドン」が始った。テニスとゴルフともに見逃せないスポーツの夏がやってきた。

我らが錦織圭、初戦は難なく突破したのだが・・・。

 

● まずは、ウインブルドンの日程について。

6月27日(月) 男女シングル一回戦

6月28日(火) 男女シングル一回戦

6月29日(水) 男女シングル二回戦、ダブルス

6月30日(木) 男女シングル二回戦、ダブルス

7月01日(金) 男女シングル三回戦、ダブルス

7月02日(土) 男女シングル三回戦、ダブルス

7月03日(日) 休み

7月04日(月) 男女シングル四回戦、ダブルス

7月05日(火) 女子シングル準々決勝

7月06日(水) 男子シングル準々決勝

7月07日(木) 女子シングル準決勝、男子シングル準決勝

7月08日(金) 男子シングル準決勝、女子ダブルス準決勝、ミックスダブルス準決勝

7月09日(土) 女子シングル決勝、男子ダブルス決勝、ミックスダブルス決勝

7月10日(日) 男子シングル決勝、女子ダブルス決勝

(ダブルスは準決勝から掲載)

 

では、錦織圭のトーナメント対戦表はと言うと、相変わらずドロー運の悪い錦織圭でしょうか?
ベスト16で、あの全米オープン決勝で敗れた、マリン・チリッチ。ベスト8で超苦手なロジャー・フェデラー。ベスト4でノバク・ジョコビッチ。決勝がアンディー・マレー。皆順当に勝ち進めば、このような対戦となるでしょう。

 

錦織圭も、ベスト16までは問題なく勝ち進むでしょうが、チリッチ、フェデラージョコビッチ、マレーという壁を倒せるか。チリッチ以外は、ランキングが上だから、相当な戦いにあるかもしれませんが、上を倒してこその勝利を是非もぎとって欲しいですね。

 

頑張れ!圭!

 

トーナメント表は、こちらを

http://cdn.wowow.co.jp/sports/tennis/wimbledon2016/images/tournament_bord_m_s.gif

 

ちなみに女子はこちら

http://cdn.wowow.co.jp/sports/tennis/wimbledon2016/images/tournament_bord_w_s.gif

(転載:wowow Tennis Online)

 

● 放送は、WOWOWでは随時ライブ放送されます。NHKでは、6月28日から7月9日まだ毎日午前0:10から午前4:20までと、7月9日(土)の午後10時から女子決勝と

7月10日(日)の午後10時からEテレで男子決勝の放送予定です。

 

7月は、スポーツの「全英」づくし、見逃せませんね。