全英オープンゴルフ2016 日本人選手のスタートと見所
いよいよ今夜、全英オープンゴルフ2016が、スコットランドのロイヤル・トルーンにて開催されます。
今年は日本人選手8人が参戦。必ずや彼らの雄姿を見たいところですが。
初日の日本人選手のスタート時間と組み合わせは次の通りです。
現地時間(日本時間は、現地時間に8時間足してください)
09:36 松山英樹、ローリー・マキロイ、バッバ・ワトソン
10:09 谷原秀人、ビリー・ホーシェル、マシュー・フィッツパトリック
10:20 今平周吾、マッテオ・マナセロ、ラッセル・ヘンリー
10:31 市原弘大、ロバート・ロック、ウィリアム・マクガート
13:37 小平 智、ジェームス・ハーン、アンディ・サリバン
14:26 宮里優作、マーク・オメーラ、クリス・ウッド
14:59 池田勇太、ウェブ・シンプソン、トーマス・ピータース
15:21 塚田陽亮、マルコ・ドーソン、マシュー・サウスゲート
この組み合わせから見ると、何か意図的なものを感じざるを得ませんが、松山英樹が一番早いスタートとなります。同組には、ローリー・マキロイとバッバ・ワトソンというメジャー優勝者、しかもマキロイは2014年の全英オープンチャンピオンであり、2015年は怪我で欠場しているという、意気込み満々のプレイヤー。
そのほか、見逃せない組み合わせと言えば、
09:03 ジョーダン・スピース、ジャスティン・ローズ、シェーン・ローリー
14:15 ザック・ジョンソン、アダム・スコット、ヘンリック・ステンソン
などだろう。
さて、ロイヤル・トルーンと言えば、設計者は、あのマスターズで有名なオーガスタナショナルゴルフクラブを設計した、アリスタ・マッケンジー。シーサイドコースで一度風が吹くと、とんでもないコースになるので有名。
通常は海風の影響で、フロントナインがフォロー(8番はアゲンスト)、バックナインがアゲンストになり、フォロントナインで稼いで、バックナインでキープするという攻略法になるのだが、風の強さによりコースは天使から悪魔に豹変する。
見所のホールを3つ紹介すると。
6番 ターンベリー 601ヤード パー5
ロングホールだが、バーディーの取れないホール。フェアウエイは狭く、第一打の両サイドにポッドバンカーがあるので、皆それを避けて打つことになる。飛ばし屋ならギリギリ2オンも可能だが、刻もうとすると、アプローチの距離にポッドバンカーが両サイドにあるため、刻むにも距離感が難しい。残しすぎれば安全だが、100ヤード以上の第三打が残る。グリーンの一部かのごとくある左手前のポッドバンカーもやっかいだ。
8番 ポステージスタンプ 123ヤード パー3
短いショートホールだが、グリーンが縦長で横幅は狭い。数々の逸話を残してきたショートホール。打ち下ろしだがグリーン自体はやや砲台気味。だからグリーンを外すと4つの難しいバンカーか下まで転がり落ちるか、第二打が相当に難しくなる。ちなみに、ジーン・サラゼンは、このホールでホールインワンとバンカーからのチップインバーディーを二日間で達成したことがある。
11番 レイルウエイ 490ヤード パー4
長いミドルホール。右側には線路が走ることから、この愛称が付いた。ティーショットは、藪の上を飛んでいくが右側は線路が走っているため、左向きに打つことになるが、風が吹くと正面左からのアゲンストになるため、かなり飛距離をロスすることになる。左奥は当然い深いラフが待っている。グリーンまでサイドバンカーがないのがせめてもの救いか。1962年の大会でジャック・ニクラウスがこのホールで10を叩いた。
なお、全てのホールを紹介した動画が、全英オープン公式ページで見られるので、気になった方はご確認ください。
動画|TheOpen~全英オープン 2016~【日本公式サイト】
さあ、頑張れ日本!
(画像:11番レイルウェイ ROYALTROON公式ページより引用)