全米女子プロゴルフ選手権 宮里藍トップと2打差で決勝へ
女子プロゴルファーのメジャートーナメントの一つ、全米女子プロゴルフトーナメントが今週開幕した。
日本人の出場選手は、野村敏京、横峯さくら、上原彩子、宮里美香、そして宮里藍だ。
二日目を終了した結果は次の通り。
宮里藍、EVENでトップと2打差の6位タイ。
宮里美香、+3で23位タイ。
野村敏京、+7で56位タイ。
上原彩子、+12で107位タイ。(予選落ち)
横峯さくら、+16で132位タイ。(予選落ち)
このあたりで、宮里藍に優勝してもらって、カムバックしてもらいたいところ。
というのも、野村敏京以外は、世界で活躍する日本人女子プロゴルファーの活躍を聞いていない。
宮里藍は、今年は、キア・クラッシックの3位が最上位で、しかもトップ10入りはこの一回だけ。
宮里美香も、前週のショップライトLPGAで6位が最高。トップ10入りはこれだけ。
野村敏京は、今年2回も優勝しており、しかも前週のショップライトLPGAでは一打差の2位だったので、優勝候補の一人であったが、今回は予選通過がギリギリ。
トップは、イ・ミリム(韓国)とブルック・ヘンダーソンの-2。
さて、初日のラウンド終了で、韓国の朴仁妃が27歳という若さでLPGAの殿堂入りを果たした。
朴仁妃といえば、昨年まで全米女子プロゴルフ選手権3連覇を果たしており、名実ともに世界最強の女子プロゴルファーである。(現在は世界ランク第二位)
今年は、不調で、途中棄権が3回。最高位がキア・クラッシックの2位と低迷している。
大会4連覇のかっかった今回であったが、さすがに予選落ちとなってしまった。
全米女子プロゴルフ選手権は、1955年から始ったメジャー大会で、1977年には樋口久子が日本人初のメジャータイトル獲得となったトーナメント。
2000年までは、ほとんどがアメリカのプロが優勝していたトーナメントであったが、2000年を境に、アメリカ以外のプロが優勝している。
なかでも、2003年から大会3連覇を果たした、スウェーデンのアニカ・ソレンスタム、
1998年、2002年、2006年優勝の朴セリ、2013年から大会3連覇の朴仁妃の強さは群を抜いている。
そのほか、2008年、2011年優勝のヤニ・ツェン(台湾)、2012年のフォン・シャンシャン(中国)など、アジア勢力が躍進している。
この全米女子プロゴルフ選手権は、連覇する選手の多いトーナメント。
三連覇の二人以外に、1999年、2000年のジュリー・インクスター(アメリカ)、1983年、1984年のパティ・シーハン(アメリカ)、1960年、1961年のミッキー・ライト
などが連覇を果たしている。ちなみにパティー・シーハンは1993年にも優勝していて計3回、ミッキー・ライトは1958年、1963年にも優勝していて計4回の最多優勝者だ。
ちなみに優勝賞金は、525000ドル。来週開催される男子の全米オープンと比べると賞金額は1/3にも満たないのが女子のトーナメントだが、「名誉」は負けていない。
ここらで、日本人の優勝が見たい。頑張れ日本!