全英オープン 2016 ウインブルドンの優勝賞金
(AP通信)
おめでとうございます。
見事、我らが錦織圭、無事二回戦突破です。第一セットは最後の最後でブレイクされて逃してしまいましたが、その後は難なく勝てました。
ウインブルドン三回戦は、No2コートの第三試合。第一試合が本日19時スタート(日本時間)だから、本日の深夜から明日の朝になるかなというところです。
三回戦の相手は、アンドレイ・クズネツォフ(42位)との対戦となります。過去の対戦は、一勝一敗で、その一敗も錦織圭の途中棄権でした。サーブの強力な選手ですが、安定性に欠けるため、まあ問題なく勝てるでしょう。
さて、気になるのが、優勝賞金ですが、男女ともシングルスの優勝賞金は、バカ高いのがウインブルドンです。
優勝賞金の推移を見ても、この10年で約3倍弱、5年間で2倍にまで膨れ上がっています。(単位:ポンド)
1989年 男子 19万 女子 17万1000
1990年 男子 23万 女子 20万7000
1991年 男子 24万 女子 21万6000
1992年 男子 26万5000 女子 24万
1993年 男子 30万5000 女子 27万5000
1994年 男子 34万5000 女子 31万
1995年 男子 36万5000 女子 32万8000
1996年 男子 39万2500 女子 35万3000
1997年 男子 41万5000 女子 37万3500
1998年 男子 43万5000 女子 39万1500
1999年 男子 45万5000 女子 40万9500
2000年 男子 47万7500 女子 43万
2001年 男子 50万 女子 46万2500
2002年 男子 52万5000 女子 48万6000
2003年 男子 57万5000 女子 53万5000
2004年 男子 60万2500 女子 56万0500
2005年 男子 63万 女子 60万
2006年 男子 65万5000 女子 62万5000
2007年 男女とも 70万
2008年 男女とも 75万
2009年 男女とも 85万
2010年 男女とも 100万
2011年 男女とも 110万
2012年 男女とも 115万
2013年 男女とも 160万
2014年 男女とも 176万
2015年 男女とも 188万
2016年 男女とも 200万
ちなみに、男女ダブルスの優勝者には、それぞれ35万ポンド、ミックスダブルスの優勝者には、それぞれ10万ポンドとなっているから、いかにシングルスの優勝が価値があるのかがわかる。
男女が同じ賞金額と言うのも、面白い。だって男子は5セットマッチ、女子は3セットマッチだから、精神と肉体の疲労度は男子のほうが高いはず。でも同じと言うのは、それだけ名誉のある戦いと言うことなのでしょう。
しかも、一回戦で敗退しても、3万ポンド(約450万円)もらえるのだから、それはもうう出るしかないと、皆ウインブルドンを目指すのですね。
テニスのメジャー大会の優勝賞金は、ゴルフのメジャーよりも高いことで有名。先月行われた、ゴルフのメジャー大会全米オープンの優勝賞金は180万ドルでした。それをはるかに上回る200万ポンドだから、驚愕の一言です。
今回のウインブルドンでも、面白い対戦がありました。なんとランク772位の選手で、今年はまだ3万円しか稼いでいないマーカス・ウィルスが一回戦を勝ち抜いて、二回戦でロジャー・フェデラーと対戦することになったのです。結果は惨敗でしたが、それでも第一セットが0-6、第二セットを3-6、第三セットは4-6と元世界王者のフェデラーから7ゲームもキープ、サービスエース9本を奪うなど健闘しました。
マーカス・ウィルスは、普段はテニスクラブでコーチをしているとのこと。今回のウインブルドンには、恋人に後押しされて出場を決意。予備予選から勝ち上がってきての一回戦突破であった。二回戦で敗れたものの、普段対決すらすることのないフェデラーと対戦し、しかも自分のゲームを7ゲームもキープしたのは凄いこと。
ちなみに賞金は約680万円、恋人になにかプレゼントするのでしょうね。