スポーツ選手の横顔

スポーツで活躍している選手の横顔に迫ります

全米女子プロゴルフ選手権 日本人の結果は?

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(画像:ゴルフダイジェストオンライン6月13日(月)10時31分配信  )

 

最後までもつれ込んだ、今年の全米女子プロゴルフ選手権。

リディア・コーとのプレーオフの末、逆転優勝したのが、カナダのブルック・ヘンダーソン。

終わってみれば、世界ランク1位と4位の争いとなった今年の大会。

大会3日目終了時でトップに立ったリディア・コー。この大会に勝つと、昨年の「ザ・エビアン選手権」からのメジャー3連勝だった。

2日目終了時でトップだったが、三日目に2つスコアを落とし三日目終了時で4位、トップと2打差となったブルック・ヘンダーソンが最終日に-6をたたき出し、プレイオフリディア・コーを負かした。

逆転に次ぐ逆転というこの2人の対決が、4日間を通して見ものだった全米女子プロゴルフ選手権であった。

しかも、この2人はまだ10代。ブルック・ヘンダーソンは18歳、リディア・コーは19歳というから、驚きである。

なお、ブルック・ヘンダーソンは、この大会の優勝で世界ランク2位となった。

 

中でも、印象深いのは韓国勢の強さであろう。

リディア・コーは、国籍はニュージーランドではあるものの、生まれは韓国。さらに、今大会でも10位以内にさらに5人。4位タイの3人が韓国籍

4位タイ リー・ミリム

4位タイ リュウ・ソヒン

4位タイ パク・ヒヨン

7位   梁・熙英

8位タイ クレア・チョイ

さらに11位には、キム・セヨンが入っている。

個人の強さならまだわかるが、国としての強さがハンパない。

 

日本人は、唯一2人が決勝トーナメントに進出した。

結果は。。。惨敗だね。

宮里藍は、三日目に+6をたたいて後退、通算+8の39位タイ。

野村敏京は、最終日こそイーブンだったが、三日目までが悪く、通算+13の63位。

 

女子プロゴルフは、7月に全米女子オープンと全英リコー女子オープンの2つのメジャー大会が待っている。

 

その模様も、横から見た目線で探っていきますので、お楽しみに。

頑張れ、日本!

全米女子プロゴルフ選手権 宮里藍トップと2打差で決勝へ

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女子プロゴルファーのメジャートーナメントの一つ、全米女子プロゴルフトーナメントが今週開幕した。

日本人の出場選手は、野村敏京横峯さくら上原彩子宮里美香、そして宮里藍だ。

 

二日目を終了した結果は次の通り。

宮里藍、EVENでトップと2打差の6位タイ。

宮里美香、+3で23位タイ。

野村敏京、+7で56位タイ。

上原彩子、+12で107位タイ。(予選落ち)

横峯さくら、+16で132位タイ。(予選落ち)

 

このあたりで、宮里藍に優勝してもらって、カムバックしてもらいたいところ。

というのも、野村敏京以外は、世界で活躍する日本人女子プロゴルファーの活躍を聞いていない。

宮里藍は、今年は、キア・クラッシックの3位が最上位で、しかもトップ10入りはこの一回だけ。

宮里美香も、前週のショップライトLPGAで6位が最高。トップ10入りはこれだけ。

野村敏京は、今年2回も優勝しており、しかも前週のショップライトLPGAでは一打差の2位だったので、優勝候補の一人であったが、今回は予選通過がギリギリ。

上原彩子横峯さくらは、ベスト10入りすらない。。

 

トップは、イ・ミリム(韓国)とブルック・ヘンダーソンの-2。

 

さて、初日のラウンド終了で、韓国の朴仁妃が27歳という若さでLPGAの殿堂入りを果たした。

朴仁妃といえば、昨年まで全米女子プロゴルフ選手権3連覇を果たしており、名実ともに世界最強の女子プロゴルファーである。(現在は世界ランク第二位)

今年は、不調で、途中棄権が3回。最高位がキア・クラッシックの2位と低迷している。

大会4連覇のかっかった今回であったが、さすがに予選落ちとなってしまった。

 

全米女子プロゴルフ選手権は、1955年から始ったメジャー大会で、1977年には樋口久子が日本人初のメジャータイトル獲得となったトーナメント。

2000年までは、ほとんどがアメリカのプロが優勝していたトーナメントであったが、2000年を境に、アメリカ以外のプロが優勝している。

 

なかでも、2003年から大会3連覇を果たした、スウェーデンアニカ・ソレンスタム

1998年、2002年、2006年優勝の朴セリ、2013年から大会3連覇の朴仁妃の強さは群を抜いている。

そのほか、2008年、2011年優勝のヤニ・ツェン(台湾)、2012年のフォン・シャンシャン(中国)など、アジア勢力が躍進している。

 

この全米女子プロゴルフ選手権は、連覇する選手の多いトーナメント。

三連覇の二人以外に、1999年、2000年のジュリー・インクスター(アメリカ)、1983年、1984年のパティ・シーハン(アメリカ)、1960年、1961年のミッキー・ライト

などが連覇を果たしている。ちなみにパティー・シーハンは1993年にも優勝していて計3回、ミッキー・ライトは1958年、1963年にも優勝していて計4回の最多優勝者だ。

 

ちなみに優勝賞金は、525000ドル。来週開催される男子の全米オープンと比べると賞金額は1/3にも満たないのが女子のトーナメントだが、「名誉」は負けていない。

 

ここらで、日本人の優勝が見たい。頑張れ日本!

 

 

 

 

 

 

全米オープンゴルフ 2016 最小優勝スコアと最多優勝スコア

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全米オープンゴルフ、メジャー大会の第二戦目の開催が来週に迫りました。

全米オープンに先駆けて、今週は女子のメジャー大会の一つ全米女子プロゴルフトーナメントが開催されていますね。

全米女子プロゴルフの情報は、別の記事にてお話しますので、そちらもご覧下さいね。

 

さて、今回は、メジャー4大会の中でも一番難しいとされている全米オープンの、過去の最小優勝スコアと最多優勝スコアについて、調べてみました。

 

最小優勝スコアは、2011年コングレッショナルゴルフクラブ・ブルーコースで開始された大会で、ロリー・マキロイ選手が、-16で優勝しました。

 

最多優勝スコアは、1935年今年とおなじオークモントで開催された大会で、サム・パークス選手が、+15で優勝しました。

第二次世界大戦後の最多優勝スコアは、2006年ウイングウッドゴルフクラブ・ウエストで開催された大会でのジェフ・オギルビーの+5、2007年オークモントで開催された大会のアンヘルカブレラの+5でした。

 

2006年も2007年も+5、しかもオークモントは、戦前の大会でもなんと+15という最多スコアを出しています。

 

恐るべし、オークモント、ですね。

 

あこがれのジャック・ニクラウスが初めて全米オープンを制したのは1962年オークモントでした。トーナメント初優勝がオークモントでの全米オープンでした。

ジャク・ニクラウスは、今ではゴルフの帝王とまで言われていますが、当時全米オープンを初めて制したころは「悪童」というあだ名が付いていました。

当時はアーノルド・パーマー全盛期で、とても人気があり、ベビーフェイス(善役)だったのに対して、そこに現れたにくい奴ということで、ジャック・ニクラウスはいわゆるヒール(悪役)だったのですね。

 

時は流れて、60余年。今年のオークモントは誰が制するのか、楽しみです!

 

 

 

 

全米オープンゴルフ 2016 賞金額の推移

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あと6日間。待ちに待った全米オープンゴルフペンシルバニア州ピッツバーグ市郊外のオークモントカントリークラブで開催されます。

全米オープンゴルフ2106が終了するまで、全米オープンに関する面白い情報をお届けしたいと思います。

今回は、気になる優勝賞金についてです。

今年の優勝賞金は、なんと180万ドル。一億九千万円くらいですね。

物凄い賞金ですが、優勝賞金がこんなにも高くなったのは、世紀を超えたあたりから、

そう2000年以降はすさまじい勢いで高くなっているんですね。

2000年の大会はというと、ターガー・ウッズがカリフォルニア州のぺブルビーチで優勝した年ですが、その時の優勝賞金が80万ドル。スコアは272の12アンダー。

その前の年の1999年ペイン・スチュワートがノースカロライナ州パインハーストで優勝したときの優勝賞金が625000ドル。スコアは279の1アンダー。

このころから、どんどん優勝賞金は高くなっていくのですが、今年は1999年の3倍近くになっているのですから、それは凄い大会ですよね。

では、1990年はどうかというと、ヘール・アーウインがイリノイ州メダイナで優勝しましたが、その時の優勝賞金は22万ドル、スコアは280の8アンダー。

確かに90年台も10年間で3.6倍ですから、高騰したといえば高騰していますが、絶対額が違いますよね。

ちなみに、1980年を見てみると、ジャック・ニクラウス青木功が死闘を演じたニュージャージー州バルタスロールで行われた大会で、この時は55000ドルでした。

確かに80年代の10年間でも約4倍にまで優勝賞金が上がっています。

ですが、現在と比較すると1980年と今年では、優勝賞金は約33倍にまで膨れ上がっています。

物価は、1980年のハンバーガーと今のハンバーガーの値段はほぼ変りません。

車一台の価格も、小型車クラスであれば、1.2~1.3倍程度です。

この点からも、メジャースポーツの優勝賞金の高騰が物凄いものだと分かるのですね。

 

ですから、1980年ごろは、決して優勝賞金としては高くはなく、それよりもむしろ名誉のほうが大きかったのでしょう。

 

ちなみに、現在の日本の高額トーナメントとメジャー4大会の優勝賞金を比べてみると、日本の高額トーナメントである三井住友太平洋マスターズで、4000万円程度ですから、日本とメジャーとでは優勝賞金の差が5倍近くも離れているのです。

怖ろしや、メジャー!

 

では、更に振り返って、第一回大会の優勝金額はいくらかと言いますと、1895年ロードアイランド州ニューポートで開催され、150ドルでした。優勝者は、ホーレス・ローリンズ。スコアは173でした。(どのような形式だったのかは定かではありません)

以降10年ごとに優勝金額を追っていきました。

1900年、優勝者 ハリー・バードン 優勝金額 200ドル スコア 313

1910年、優勝者 アレックス・スミス 優勝金額 300ドル スコア 298

1920年、優勝者 テッド・レイ 優勝金額 500ドル スコア 295 

1930年、優勝者 ボビージョーンズ 優勝金額 0 (アマチュア)スコア ー1

1940年、優勝者 ローソン・リトル 優勝金額 1000ドル スコア ー1

1950年、優勝者 ベン・ホーガン 優勝賞金 4000ドル スコア ー8

1960年、優勝者 アーノルド・パーマー 優勝賞金 14400ドル スコア -4

1970年、優勝者 トニー・ジャクソン 優勝賞金 30000ドル スコア -7

1980年、優勝者 ジャック・ニクラウス 優勝賞金 55000ドル スコア -8

1990年、優勝者 へール・アーウイン 優勝金額 220000ドル スコア -8

2000年、優勝者 タイガー・ウッズ 優勝金額 800000ドル スコア -12

2010年、優勝者 グレーム・マクドゥエル 優勝金額 1350000ドル スコア 0

2015年、優勝者 ジョーダン・スピース 優勝賞金 1620000ドル スコア -5

 

さて、いったい誰が今年は、この高額賞金を手にするのでしょうか?

ちなみに私の予想では、ジャスティン・ローズなんですが・・・。

 

全米オープンゴルフ 2016 オークモントカントリークラブとは

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いよいよ一週間後に迫った全米オープンゴルフですが、今年の開催地であるペンシルバニア州オークモントカントリークラブは、世界でも有名な難コース。

今回はそのコース紹介をしたいと思います。

と言ってもまだ正式なヤーデージは発表されていませんので、前回2007年に開催されたときのコースヤーデージを紹介します。

HOLE 1 482ヤード パー4           HOLE 10 462ヤード パー4  

HOLE 2 340ヤード パー4              HOLE 11 379ヤード パー4

HOLE 3 426ヤード パー4    HOLE 12 632ヤード パー5

 HOLE 4 609ヤード パー5    HOLE 13 183ヤード パー3

HOLE 5 382ヤード パー4    HOLE 14 358ヤード パー4

HOLE 6 194ヤード パー3    HOLE 15 500ヤード パー4

HOLE 7 479ヤード パー4    HOLE 16 231ヤード パー3

HOLE 8 288ヤード パー3    HOLE 17 313ヤード パー4

HOLE 9 477ヤード パー4    HOLE 18 484ヤード パー4

TOTAL   7.219ヤード パー70

 

なんと、500ヤード超えでも、パー4の設定。パー3も長い長い。

ロングヒッターであることが第一条件なんですが、実はフェアウエイが狭いのもこのコースの特徴です。

 

ですから、難コースと言われてもしょうがないですよね。

今回も同じような設定で来ると思いますが、全米オープンゴルフの考え方が、「パーをとり続けること」であることからしても、一番全米オープンゴルフ開催に相応しいコースではないでしょうか。

 

オークモントカントリークラブのオフィシャルホームページに、コースを解説しているのがありましたので、そのリンクを貼っておきますね。

http://www.oakmont-countryclub.org

さらに、動画(youtube)で解説しているものも見つけました。

www.youtube.com

この中の、「Course Tour」をクリックすすと、一番ホールからの空撮映像が見られますので、是非見てみてください。

 

 

全米オープンゴルフ 2016 日本人の成績は?

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全米オープンゴルフ2016 今年の日本人選手の出場は誰?

今年の日本人出場者は、

松山英樹池田勇太谷口徹谷原秀人宮里優作の5人。

 

やはり本命は松山英樹と言えそうですが、他の選手も好調を維持しているので、今年は期待できそうです。

 

それぞれの日本人の成績は、

松山英樹は、現在世界ランキング15位、全米オープンの出場は、今回で4回目となる。全米オープンでの主な成績は、2013年の10位タイが最高。
2016年は、ウェイストマネジメント・フェニックスオープンで優勝している。
2016年の米ツアー賞金ランキングは現在7位。

池田勇太は、現在世界ランキング83位、全米オープンの出場は、今回が2回目となる。
全米オープンでの主な成績は、2010年の58位タイが最高。
2016年は、日本のツアー、パナソニックオープンで優勝している。
2016年の日本ツアー賞金ランキングは現在2位。

谷口徹は、現在世界ランキング512位、全米オープンの出場は、今回で10回目となる。
全米オープンでの主な成績は、2010年の63位タイが最高。
2016年の日本ツアー賞金ランキングは現在60位。

谷原秀人は、現在世界ランキング114位、全米オープンは今回初出場となる。
2016年の最高成績は中日クラウンズの3位。
2016年の日本ツアー賞金ランキングは現在13位。

 

宮里優作は、現在世界ランキング133位、全米オープンは今回初出場となる。
2016年の最高成績は、レオパレス21ミャンマーオープンの15位タイ
2016年の日本ツアー賞金ランキングは現在68位。

 

なお、前回2007年同オークモントカントリークラブでの開催には、唯一谷口徹だけが出場しているが予選落ちしている。

 

初出場の無鉄砲が勝つか、連続出場の経験が勝つか、世界屈指の難コースに挑む日本人選手の健闘を祈ります。

 

全米オープンゴルフ 2016 優勝者はこの人

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第116回全米オープンゴルフが、6月16日からアメリカペンシルバニア州ピッツバーグ郊外のオークモントCCにて開催されます。

そこで、気になる今年の優勝者ですが、現在の世界ランキングから、平均飛距離、FWキープ率、それにサンドセーブ率を加えた3つの視点から予測しました。

すると・・・、今年の優勝者は、ズバリ、「ジャスティン・ローズ」ですね。

彼の今年の状況は、平均飛距離18位、FWキープ率89位、サンドセーブ率4位。

 

全米オープンと言えば、まず飛距離が出ないと勝てません。

同カントリークラブで2007年に行われた全米オープンでは、セッティングにおいて、史上最長のパー3:288ヤードとか、パー5:667ヤードというのがありました。

ロングヒッターでなければ、とても勝てないコースです。

しかも、このオークモントカントリークラブはバンカーが有名。

特に3番と4番の間に横たわる、前長100ヤード・幅40ヤードの【教会の椅子】と呼ばれるバンカーや多くのフェアウェイバンカーをどう制するかにスコアがかかってきます。

だから、重要なのがFWキープとバンカーからのセーブということになりそう。

と考えると、飛距離、FWキープ、バンカーセーブのバランス的にもいいのがジャスティン・ローズ選手と言うことになりました。

オークモントカントリークラブは今までの開催地の中でも最も難しいコースと言われています。名門コースランキングでは世界8位、コースレートはチャンピオンティからだと77.5です。

2007年大会優勝のアンヘルカブレラ選手の優勝スコアが5オーバーでしたから、難しさもうなずけますね。


オークモントカントリークラブで行われた全米オープンの歴代優勝者を見てみると、

 

2007年 アンヘルカブレラ

1994年 アーニー・エルス

1983年 ラリィ・ネルソン

1973年 ジョニー・ミラー

1962年 ジャック・ニクラウス

1953年 ベン・ホーガン

1935年 サム・パークス

1927年 トミー・アーマー

 

過去の優勝者を見ても、どれも超一流の選手ばかり、ここに名を刻むことはプロゴルファーにとっては最高の名誉なのです。

 

さあ、誰もが夢見る最高の舞台、全米オープンで優勝するのは?

 

頑張れ、松山!