全英オープンゴルフ 2016 日本人選手の行方 初日
始りましたね、全英オープンゴルフ。初日は風も緩やかで絶好のスコアメイクの日になりました。こうゆう日にきちんとスコアを伸ばす、他の日は耐えるというゴルフがしっかりとできる人がいい結果を残せるのでしょうね。
さて各選手のスコアを見てみると、初日首位は、ダンとつでフィル・ミケルソンー8でした。8バーディー、ノーボギーの63は、メジャー大会でのロースコア記録に並びました。
実は、ロースコア(最小ストローク)記録は惜しかったんです。最終18番で第二打をピン右奥、5.5mにつけると、その期待は一気に加速しました。第三打のバーディーパットは、カップのふちをくるりと回って入らずにパー。かなり悔しい一打となったのでしょうね。
ロースコアは、青木功プロも1980年開催ミュアフィールドの第三ラウンドで63をマークしているんですね。
さて、ミケルソンと言えば、今年の5月に100万ドルの利益を自ら放棄したばかり。
2012年株式のインサーダー取引(疑惑)で93万ドルの利益を得るも、その後の追及で今年の5月に経過利息分を含む103万ドル強を返納したという経緯がある。
ミケルソンは訴追されなかった(罪にはならなかった)が自ら疑惑を消すためにも利益に利息をつけて返したということだ。
初日の-8は、返した1億円をさらに取り返す勢いだ。
日本人選手の成績は、
池田勇太、今平周吾が-3、前半で安定したゴルフ、後半で守ったという展開でスコアを伸ばして12位タイ。同じスコアにヘンリック・ステンソン、セルヒオ・ガルシアがいる。
市原弘大は、-2の22位タイ。同スコアにロリー・マキロイがいる。自分の名前が有名選手と同じスコアボーの位置に並んでいることに、やや興奮気味だ。
注目のダスティン・ジョンソンとジョーダン・スピースはともにEVENの51位タイ。
松山英樹と谷原秀人は、やや出遅れ感のある+1で75位タイ。松山はフェアウイをはずしたのがたった一度であるにもかかわらず、オーバーパーであることに不服のよう。
予選通過ラインが70位タイであることを考えると、二日目の巻き返しは必須だ。
塚田陽亮+3、小平智+5、宮里優作+6と出遅れた。
宮里は、あの8番のショートホールで、第一打を右の岡のラフに、アンプレアブルで第三打が反対側のバンカーへ、バンカーで2つ叩いて、5オン2パットの7を叩いてしまったのが痛かった。
上位の成績は次の通り。
1位 フィル・ミケルソン -8
2位 パトリック・リード -5
2位 マーティン・カイマー -5
4位 ジャスティン・トーマス -4
4位 スティーブ・ストリッカー -4
4位 ビリー・ホーシェル -4
4位 トニー・フィナウ -4
4位 ソレン・ケルドセン -4
4位 アンディ・サリバン -4
4位 ザック・ジョンソン -4
4位 キーガン・ブラッドリー -4
12位 ジャスティン・ローズ -3
12位 池田勇太 -3
12位 今平周吾 -3
22位 市原弘大 -2
75位 松山英樹 +1
75位 谷原秀人 +1
110位 塚田陽亮 +3
134位 小平 智 +5
141位 宮里優作 +6
さて、大会二日目は早くも雨の天気予報。加えて風が吹くと、とんでもないコースに変わるので、二日目が見逃せない。
予選を通れ、松山・谷原!
頑張れ日本!
(画像引用:GDO)