全米女子オープンゴルフ 2016 メジャー始る
(画像:GDO)
7月はイギリスに注目が集まっていましたが、本日からアメリカでもう一つのメジャーというか、これが女子の大会の中では最高峰だと思っていますが、全米女子オープンゴルフが開幕します。
日本からは、野村敏京、横峯さくら、大山志保(昨年5位)、澤田知佳、原江里菜、佐藤絵美、松森彩夏、宮里美香、そして渡邉彩夏の9人がエントリー。
開催コースは、カリフォルニア州サンノゼ郊外のコーデバルゴルフクラブでの開催となります。丘陵地に造られた広々としたチャンピオンコース。飛ばし屋有利の展開になりそうですが、果たして。
全米女子オープンゴルフの開催コースは、過去複数回開催されているコースが少ないのが特徴。すなわち、いろいろなコースで開催して試すのが「オープン」ゴルフの考え方なのだろう。パインニードルスで3回、オークモントで2回、パンプキンリッジで2回が複数回開催されているコースで、あとは全て1回だけの開催となっている。
第一回の開催は、1946年、戦後の翌年で、スポーケンカントリークラブで開催され、優勝者はパティ・バーグ、この時はマッチプレーで、優勝金額が5600ドルだった。
第二回の翌年から、ストロークプレイに変更、ベティ・ジェームソンが優勝、優勝金額は2000ドルと、なんと第一回大会よりも金額が下がってしまった。
その後も優勝金額は1500ドルから2000ドルの間を行ったり来たりしていたが、1964年にミッキー・ライト(アメリカ)が優勝したころから、人気も賞金も落ち着いてくる。
さて、歴代の優勝者はというと、ほとんどがアメリカ国籍のプロばかり。1955年にウルグアイのフェイ・クロッカー、1967年にはフランスのアマチュアカトリーヌ・ラコストが優勝しているが、1982年まではそれ以外は全部アメリカ。
それにしても、ウルグアイやフランスの選手が優勝しているのは珍しいですね。特にフランスの選手といえば、全英オープンのカーヌスティの悲劇のヒーロー、バンデバルデ
を思い出してしまいますね。
1995年・1996年の2連続でスウェーデンの絶対女王、アニカ・ソレンスタムが優勝するとこの後は、アメリカの勢いが衰えることになります。2000年・2001年にはオーストラリアのカーリー・ウェブが2連続優勝。2005年以降は、韓国勢が昨年に至るまで、入れ替わり立ち代わり7回優勝することになります。つまり最近では韓国がメジャーを制しているという女子プロゴルフ界なのです。
日本も、2015年はイボ・ミの独走でしたよね。男女両方での年間最高賞金獲得を持っていかれたのですから、う~む。可愛いから許しますか・・。
で、このイボ・ミでさえ、リオのオリンピック出場にはまだまだ届かないというのですから、なんとも韓国勢の層の厚さと強さには感服しますね。
賞金総額は、450万ドル、優勝賞金は81万ドルとこれは昨年と同じです。
今年こそ、高々と優勝トロフィーを掲げている日本人選手の姿を見たいですね。
放送は、テレビ朝日系列で、7月8日金曜日の朝から毎日11日の最終日の模様まで放送されます。詳細は、
第一日 7月 8日(金)4:00~
第二日 7月 9日(土)4:00~
第三日 7月10日(日)4:05~
最終日 7月11日(月)6:00~
さあ、楽しみですね。
頑張れ、日本!