スポーツ選手の横顔

スポーツで活躍している選手の横顔に迫ります

全英オープンゴルフ2016 日本人選手のスタートと見所

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いよいよ今夜、全英オープンゴルフ2016が、スコットランドのロイヤル・トルーンにて開催されます。

今年は日本人選手8人が参戦。必ずや彼らの雄姿を見たいところですが。

初日の日本人選手のスタート時間と組み合わせは次の通りです。
現地時間(日本時間は、現地時間に8時間足してください)  

09:36 松山英樹、ローリー・マキロイ、バッバ・ワトソン
10:09 谷原秀人、ビリー・ホーシェル、マシュー・フィッツパトリック
10:20 今平周吾、マッテオ・マナセロ、ラッセル・ヘンリー
10:31 市原弘大、ロバート・ロック、ウィリアム・マクガート
13:37 小平 智、ジェームス・ハーン、アンディ・サリバン
14:26 宮里優作、マーク・オメーラ、クリス・ウッド
14:59 池田勇太、ウェブ・シンプソン、トーマス・ピータース
15:21 塚田陽亮、マルコ・ドーソン、マシュー・サウスゲート

この組み合わせから見ると、何か意図的なものを感じざるを得ませんが、松山英樹が一番早いスタートとなります。同組には、ローリー・マキロイとバッバ・ワトソンというメジャー優勝者、しかもマキロイは2014年の全英オープンチャンピオンであり、2015年は怪我で欠場しているという、意気込み満々のプレイヤー。

そのほか、見逃せない組み合わせと言えば、
09:03 ジョーダン・スピース、ジャスティン・ローズ、シェーン・ローリー
14:15 ザック・ジョンソンアダム・スコット、ヘンリック・ステンソン
などだろう。

さて、ロイヤル・トルーンと言えば、設計者は、あのマスターズで有名なオーガスタナショナルゴルフクラブを設計した、アリスタ・マッケンジー。シーサイドコースで一度風が吹くと、とんでもないコースになるので有名。
通常は海風の影響で、フロントナインがフォロー(8番はアゲンスト)、バックナインがアゲンストになり、フォロントナインで稼いで、バックナインでキープするという攻略法になるのだが、風の強さによりコースは天使から悪魔に豹変する。

見所のホールを3つ紹介すると。

6番 ターンベリー 601ヤード パー5 
ロングホールだが、バーディーの取れないホール。フェアウエイは狭く、第一打の両サイドにポッドバンカーがあるので、皆それを避けて打つことになる。飛ばし屋ならギリギリ2オンも可能だが、刻もうとすると、アプローチの距離にポッドバンカーが両サイドにあるため、刻むにも距離感が難しい。残しすぎれば安全だが、100ヤード以上の第三打が残る。グリーンの一部かのごとくある左手前のポッドバンカーもやっかいだ。

8番 ポステージスタンプ 123ヤード パー3
短いショートホールだが、グリーンが縦長で横幅は狭い。数々の逸話を残してきたショートホール。打ち下ろしだがグリーン自体はやや砲台気味。だからグリーンを外すと4つの難しいバンカーか下まで転がり落ちるか、第二打が相当に難しくなる。ちなみに、ジーン・サラゼンは、このホールでホールインワンとバンカーからのチップインバーディーを二日間で達成したことがある。

11番 レイルウエイ 490ヤード パー4
長いミドルホール。右側には線路が走ることから、この愛称が付いた。ティーショットは、藪の上を飛んでいくが右側は線路が走っているため、左向きに打つことになるが、風が吹くと正面左からのアゲンストになるため、かなり飛距離をロスすることになる。左奥は当然い深いラフが待っている。グリーンまでサイドバンカーがないのがせめてもの救いか。1962年の大会でジャック・ニクラウスがこのホールで10を叩いた。

なお、全てのホールを紹介した動画が、全英オープン公式ページで見られるので、気になった方はご確認ください。

動画|TheOpen~全英オープン 2016~【日本公式サイト】

さあ、頑張れ日本!

(画像:11番レイルウェイ ROYALTROON公式ページより引用)

全英オープン 2016 日本人選手の顔

明日に迫りました、全英オープンゴルフ2016。いよいよですね。
そこで、こんかいの全英オープンに出場する日本人選手について、その戦績などを含めて簡単に紹介いたします。

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松山英樹 24歳 世界ランク17位 2011年マスターズにアマチュアとして参戦し27位日本人初のローマチュアになる。米ツアー2勝。今年はフェニックスオープンで優勝している。石川遼とは同級生でアマチュアの頃からのライバル。

(画像:GDO)

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谷原秀人 37歳 世界ランク69位 2002年のQTをトップで通過しプロになると、翌年マンダムルシードよみうりオープンで優勝、2006年の全英オープンでは5位に入っている。前週・前々週と国内メジャーを含む2連勝して、堂々の全英入り。

(画像:GDO)

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池田勇太 30歳 世界ランク93位 高校生時代に日本オープンのローアマに輝くなどの実績からプロに。2009年には日本プロを含む年間4勝をマーク。日本ツアーでは既に14勝している。今年はパナソニックオープンで優勝。

(画像:池田勇太FBより)

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宮里優作 36歳 世界ランク131位 誰もが知る宮里3兄妹の次男。アマチュア時代には数々のタイトルを取るもプロ転向後は、期待されるもなかなか勝てず、6度の2位を経験。11年目のJTカップで初優勝したときの大泣きは、まだ覚えている。今年は未勝。

(画像:GDO)

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今平周吾 23歳 世界ランク168位 2008年の日本ジュニア選手権で一つ上の松山英樹を破って優勝する。19歳でプロに転向し、2014年にチャレンジトーナメントで賞金王になると2015年にはレギュラーツアーで活躍。ミズノオープン2位の実績で出場確保。

(画像:ALBA)

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小平 智 26歳 世界ランク188位 女子プロの古閑美保の交際相手としてのほうが有名かも。しかし古閑美保の影響か、2013年に日本ゴルフツアー選手権で初優勝。2015年には日本オープンで優勝し、日本メジャー2勝を挙げている。

(画像:JGA日本ゴルフ協会

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塚田陽亮 31歳 15歳でアメリカフロリダのゴルフアカデミーに留学する。プロ転向後はアジアツアーで活躍。2013年にランキング入りして、翌年のシード権を獲得すると、今年は日本ツアー選手権で優勝。

(画像:塚田陽亮オフィシャルブログより)

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市原弘大 34歳 高校時代に世界ジュニアに3年連続で出場し卒業後にプロに転向するが、その後は不調が続く。2011年に日本ツアーのシード権を獲得すると、勝利こそまだないが結果を残してきている。今回は、ミズノオ-プン2位の実績で出場確保。

(画像:ALBA)

 

松山にとっては、自身4年連続4度目の全英オープン、土曜日にコース入りしてからは、入念にコースを研究している様子。

谷原は強行スケジュールで寝不足にもかかわらず、意欲満々で臨んでいる。

さて、彼ら、いや選手全員が警戒しているホールが、8番のパー3、通称ポステージスタンプ(郵便切手)と呼ばれる、打ち下ろし123ヤードのショートホール。

開催コースのロイヤル・トルーンは、シーサイドコースのため、風が大きくスコアに影響する。この8番ショートホールも、風に寄っては6番アイアンや5番アイアンのことさえあるホールと豹変する。

放送では、TV朝日系列で各選手の状況を追いかけてくれるが、8番ホールはまず見逃せないホールとなるでしょう。

頑張れ、日本!

 

全英オープンゴルフ 2016 日本人の過去の成績

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                           (画像:テレビ朝日)  

あと二日後に開催される全英オープンゴルフ2016、今年も多くの日本人選手がエントリーされていますが、是非頑張ってもらいたいところですね。
特に絶好調の谷原秀人、盛り返したい松山英樹には最大のエールを送らせていただきたいと思います。

さて、まだ日本人男子のメジャー大会での優勝はレギュラーツアーでは残念ながらないのですが、では過去に日本人選手がこの全英オープンでどれくらい活躍したのか、その歴史をちょっと振り返ってみました。

20位以内に入った選手を取り上げてみました。

1976年 鈴木規夫 10位タイ  ロイヤル・パークデール
1978年 青木 功   7位タイ  セント・アンドルーズ
     尾崎将司 14位タイ
     中嶋常幸 17位タイ
1979年 青木 功   7位タイ  ロイヤルリザム&セントアンズ
     尾崎将司 10位タイ
1980年 青木 功 12位タイ  ミュアフィールド
     鈴木規夫 19位タイ  
1981年 青木 功 11位タイ  ロイヤル・セントジョー
1982年 倉本昌弘   4位タイ  ロイヤル・トルーン (最高位)
     中村 通 20位タイ
     青木 功 20位タイ
1986年 中嶋常幸   8位タイ  ターンベリー
1987年 尾崎将司 11位タイ  ミュアフィールド
1988年 青木 功   7位タイ  ロイヤルリザム&セントアンズ
1996年 丸山茂樹 14位タイ  ロイヤルリザム&セントアンズ
1997年 丸山茂樹 10位タイ  ロイヤル・トルーン
1999年 米山 剛 15位タイ  カーヌスティ
2002年 丸山茂樹   5位タイ  ミュアフィールド
2006年 谷原秀人   5位タイ  ロイヤル・リバプール 
2015年 松山英樹 18位タイ  セント・アンドルーズ

20位以内の成績だけを列記しましたので、それ以外にも活躍はしているのですが、残念ながら予選落ちとか21位以上の成績のものは割愛しました。

こうしてみると日本のゴルフ界もその歴史がよくわかりますよね。

1980年代は、青木、尾崎、中嶋の3強時代で、空前のゴルフブームを作り上げた時代でしたね。日本では無敵を誇ったジャンボ尾崎も海外ではダメ、などと言われながらも結果を残していますよね。ただ、海外のライバルがあまりにも強い時代でした。

1990年代は、海外では丸山が一人で踏ん張る時代。
2000年代は、スター不在で、日本のゴルフ界は低迷する時代でした。海外ではタイガーウッズ、フィル・ミケルソンなどのスーパースターが目立ちました。

今回出場の谷原秀人は、2006年に5位タイの成績を残しているのですが、続く2007年、2008年はともに予選落ちとなり、今回は8年ぶりの全英オープンとなるわけです。
以降、2015年の松山秀樹の18位タイまで、いい結果を残せていない日本人選手。
ゆえに、今年は期待も絶大です。

頑張れ、日本!

全英オープンゴルフ2016の放送時間は、次の通りです。

7月14日(木) 初日  23:25~  テレビ朝日系列
7月15日(金) 二日目 23:10~  テレビ朝日系列
7月16日(土) 三日目 23:12~  テレビ朝日系列
7月17日(日) 最終日 21:56~  テレビ朝日系列

解説は、いつもの通り、青木功丸山茂樹戸張捷・松岡修造。

ちなみに、松岡修造は、テニスのウインブルドンが前週行われていて、彼は日本人で唯一ウインブルドンにシートを確保しているので、まずウインブルドンを2週間観戦してから、終了後すぐに全英オープンの仕事をするという、まあ彼にとっては一石二鳥の
スポーツスケジュールになっているのですね。

 

 

全米女子オープンゴルフ 2016最終日 日本人の優勝は?

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あっけない!!                       (画像:GDO)
なんとも歯切れの悪い終わり方で、今年の全米女子オープンは幕を閉じました。

ブリタニー・ラングが16番でバーディを奪取し、-7と一歩抜けだしたかと思ったのでしたが、17番ボギーで再び-6にすると、18番でもバーディーが取れずに通算-6で、前日から5つスコアを伸ばしたスウェーデンのアンナ・ノルドビスクとのプレイオフになりました。

さて、プレイオフは、16番・17番・18番の3ホールのストロークプレイ、それで決着が付かない場合は、1番からのサドンデスになります。

レイオフ1ホール目はともにパー。2ホール目もともにパー?。の裁定であったのですが、実は、アンナ・ノルドビスクのバンカーかららの第二打、砂にソールをしてしまい二打罰が科せられることに。18番は、ラング、パー。ノルドビスク、ボギーで、決着。優勝はブリタニー・ラングの手に舞い込みました。

優勝賞金は、81万ドル、約9000万円です。

ただし、ここでも惨事とまでは行かないが、協会の裁定には疑問が残る。2ホール目でのバンカーでのソールによる二打罰をノルドビスクに伝えたのが、3ホール目の第三打直前であった。これは精神的に選手に対して不利になる裁定ではなかろうかということです。

6月の全米オープン(男子)でも、最終日に同じようなことがありましたね。以前の記事で書きましたが、「5番ホールでダスティン・ジョンソンがパターを打とうと構えたときにボールが動いた。5番の時点では、無罰の裁定が下ったが、別の競技委員が確認したところ、「動いた原因が不明のため終了後に確認する」という判定を12番で本人に通告。結局、最終的に1打罰判定が、プレー終了後に下り、一打罰則を受けることになった」というものです。

協会は、選手のギリギリで戦っている精神(メンタル)を、どう考えているのかわからないですね。裁定を下す際のルールをもっときちんと整備したほうがいいですね。

さて、他の選手はと言いますと、最終組のリディア・コーは、18番を迎えて-4、第三打が入ればプレイオフ進出だったが、結果はパーで、3位タイ。同じく最終組のパク・ソンヒョンはー5の一打差で18番を迎える。第二打で果敢にグリーンを狙うが無常にもボールは左の池に、最終ホールをボギーとしてー4の3位タイに終わりました。

日本人選手で、唯一アンダーパー(-2)でスタートした野村敏京は、17番でバーディーとして-1までスコアを戻すも、結局そのままで終了11位タイで終わりました。

渡邉彩香は、18番で第三打を池に落とし、ダブルボギーを叩いてしまい、最後の最後でスコアを落とすことになり、念願だったオリンピック出場は危なくなりました。この後発表される世界ランクでその行方は、大山志保か渡邉彩香かどちらになるかわかりますが、渡邉彩香は、最後のインタビューでは悔し涙と情けなさで泣いていました。結果は4オーバーの38位タイ。

横峯さくらも、4オーバーで38位タイ。原江里菜は、最終日81と大きく崩れて17オーバーで69位タイという結果に終わりました。

直前の世界ランクで言えば、ラングは20位、野村敏京は22位だから、メジャーでも遜色なく戦えると思うが、次のメジャーでは是非優勝トロフィーを掲げる日本人選手を見たいですね。次のメジャーは、リコー全英女子オープン、今月末28日から開催されます。


最終成績

 1位 ブリタニー・ラング  -6(プレイオフ

 2位 アンナ・ノルドビスク -6

 3位 エイミー・ヤン    -4

 3位 チ・ウンヒ      -4

 3位 リディア・コー    -4

 3位 パク・ソンヒョン   -4

 7位 ステイシー・ルイス  -3

 8位 ジョディ・エワート・シャドフ -2

 8位 ジェリーナ・ピラー  -2

 8位 クリスティー・カー  -2

11位 ユ・ソヨン      -1

11位 イ・ミリム      -1

11位 野村敏京       -1

11位 アンジェラ・スタンフォード -1

11位 S・マイケルズ    -1

11位 G・ピラー      -1

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38位 横峯さくら      +4

38位 渡邉彩香       +4

69位 原江里菜       +17

 

さて、日本の男子に目を向けますと、プレイオフで武藤を破った谷原秀人がなんと逆転で2週連続の優勝となりました。今週から全英オープンが始りますが、その前週、前々週と優勝しての渡英となります。疲れが残ってはいると思いますが、アドレナリンが爆発している今、絶好調のまま突っ走ってもらいたいですね。

 

もう一つの全英オープンが終わりました。男子シングルスでは、ラオニッチとマリーとの決勝戦となりました。
ランキングベスト4選手同士以外のメジャーの決勝戦は、2014年の全米オープンでの錦織圭とチリッチの対戦以来。

それほどに、ベスト4であるジョコビッチ、マリー、フェデラーナダルが強いのですが、今年のウインブルドンは、ナダルが欠場で、ジョコビッチも早々と消える展開でしたので、マリーとフェデラーの対戦かなと思っていたのですが、好調ラオニッチの前にフェデラーが敗れたため、ラオニッチとフェデラーとの決勝となりました。

 

決勝戦は、サービスゲームのキープキープの応戦。結果は、マリーの、3-0での勝利でしたが、唯一自分のサービスゲームを第一セットで1ゲームだけ落としたラオニッチが、それだけのために破れた戦いでした。

結果だけ見るとマリーのストレート勝ちでしたが、6-4、7-6、7-6と、実質ラオニッチが落としたのは1ゲームのみ、しかも双方それ以外は自分のサービスゲームを落としていないという戦いでした。

つまり、すごい戦いだったということですが、ラリーに強いマリーに分があったということで、ラオニッチのサーブがもっと決まっていれば勝てたかもしれないゲームでした。

さて、テニスも来月の全米オープンが今年最後のメジャーとなりますね。それまでに脇腹痛を治して、体調万全で臨んでもらいたいですね。頑張れ錦織圭

 

全米女子オープンゴルフ 2016 日本人選手 三日目

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                             (画像:GDO)
全米女子オープンゴルフ三日目が終了しました。
今回は結果と日本人の成績について紹介します。

1位  リディア・コー   -7  ニュージーランド

2位T  チ・ウンヒ           -6  韓国

2位T パク・ソンヒョン   -6  韓国 

4位T ブリタニー・ラング  -5 アメリカ

4位T エイミー・ヤン   -5  韓国 

6位  アンジェラ・スタンフォード -4 アメリカ

8位T 野村敏京      -2  日本

8位T A・ジュニュタガン  -2

8位T ステーシー・ルイス -2 アメリカ

8位T ギャビー・ロペス  -2 メキシコ

8位T クリスティ・カー  -2 アメリカ

8位T クリス・タムリス  -2 アメリカ

8位T イ・ミリム     -2 韓国

15位T キム・ヒョージュ -1 韓国

15位T チェ・チェラ   -1 韓国

15位T キム・セヨン   -1 韓国
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20位T 渡邉彩香     EVEN

44位T 横峯さくら    +3

66位T 原江里菜     +8 

しかし、こうやって上位選手を見ると韓国とアメリカしかいないですね。

リディア・コーも国籍はニュージーランドですが、出身は韓国、見た目は完全に韓国人ですから・・・、各国強しですね。

野村敏京は、最終ホールでバーディーフィニッシュでホールアウト。明日につながるバーディーでした。

渡邉彩香は、12番ホールであわやホールインワンかとおもうほどのスーパーショットで楽々バーディ、一歩一歩スコアを縮めて、通算EVEMパーの20位タイまで戻してきました。

リオデジャネイロオリンピックの日本代表選手争いがクライマックスを迎える中、野村敏京は、今回の成績で当選確実ですね。しかし、この全米オープンで2番手の大山志保、3番手の宮里美香が予選落ちとなったため、4番手の渡邉彩香の成績次第で、出場選手が決まることになった。渡邉彩香がジワジワと迫ってきている。  

優勝はもちろんだけど、オリンピック出場最争いと言う意味でも最終日が見逃せないですね。

 

さて、話は違いますが、全英オープンに向けて、谷原秀人が日本のメジャー、日本プロゴルフ選手権でも好調を維持していますね。2位まで迫り武藤を追いかけています。

この好調を持続して、4日後の全英オープンへ挑んでいただきですね。連戦連戦で大変だとは思いますが、頑張ってください。

 

もう一つの全英オープンウインブルドンは終盤です。セレナ・ウイリアムズが優勝しました。優勝金額200万ポンドを獲得しました。
男子シングルスは本日、ラオニッチとマレーの決勝です。

明日は、様々な結果と優勝賞金などをご紹介します。

 

 

全米女子オープンゴルフ 2016 日本人選手の行方

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                              (画像:TV朝日)

さあ、七夕とともに始りました全米女子オープンゴルフ。今回も韓国勢が強い!

初日を終えての上位選手と日本人選手のスコアは以下の通りです。

  1位   イ・ミリム    韓国 -8
  2位T  ミンジー・リー  豪  -5
  2位T  Cr・カー    米  -5
  2位T  エイミー・ヤン  韓国 -5
---------------------------------------------------
11位T  野村敏京     日本 -2
22位T  横峯さくら    日本 -1
22位T  原江里菜     日本 -1
22位T  宮里美香     日本 -1
68位T  佐藤絵美     日本 +2
68位T  渡邉彩香     日本 +2
98位T  堀 琴音     日本 +3
108位T   大山志保     日本 +4
108位T   イ・ボミ     韓国 +4
127位T   松森彩夏     日本 +6
154位T   澤田知佳     日本 +12(暫定)  

TV中継しているので、朝眠いですが午前4時から放送していますが、コース概要を知るには、このページが一番だと思います。(TV朝日)

→  http://www.tv-asahi.co.jp/us-women/course/

 

しかし、韓国勢は強いですね。いきなりこのコースで初日から-8は、さすがとしかいいようがありません。
しかもこの、コーデバルというコースは、米PGA、男子ツアーのフライズドットコムオープンの開催コースだったというコースだから、難しさはお墨付き。

昨年の大会でも、いきなり初出場で初優勝を韓国のチョン・イジンが成し遂げた。4月のワールドレディースサロンパスカップで日本初出場・初優勝を飾ったばかりで、日本とアメリカで同年で初出場・初優勝とおう快挙だった。

すごいですよね。

と感心ばかりしていられません。まだまだ初日が終わったばかり。頑張れ日本。

 

さて、日本でもメジャーが行われています。男子ツアー、日本プロゴルフ選手権ですが、石川遼が約半年振りにコースに戻ってきた復帰第一線でした。
初日を終えて、+5の114位タイグループに。トップは武藤俊憲の-8でした。

 

 

 

  

 

全米女子オープンゴルフ 2016 メジャー始る

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                              (画像:GDO)

7月はイギリスに注目が集まっていましたが、本日からアメリカでもう一つのメジャーというか、これが女子の大会の中では最高峰だと思っていますが、全米女子オープンゴルフが開幕します。

日本からは、野村敏京横峯さくら大山志保(昨年5位)、澤田知佳、原江里菜、佐藤絵美、松森彩夏、宮里美香、そして渡邉彩夏の9人がエントリー。

開催コースは、カリフォルニア州サンノゼ郊外のコーデバルゴルフクラブでの開催となります。丘陵地に造られた広々としたチャンピオンコース。飛ばし屋有利の展開になりそうですが、果たして。

全米女子オープンゴルフの開催コースは、過去複数回開催されているコースが少ないのが特徴。すなわち、いろいろなコースで開催して試すのが「オープン」ゴルフの考え方なのだろう。パインニードルスで3回、オークモントで2回、パンプキンリッジで2回が複数回開催されているコースで、あとは全て1回だけの開催となっている。

第一回の開催は、1946年、戦後の翌年で、スポーケンカントリークラブで開催され、優勝者はパティ・バーグ、この時はマッチプレーで、優勝金額が5600ドルだった。

第二回の翌年から、ストロークプレイに変更、ベティ・ジェームソンが優勝、優勝金額は2000ドルと、なんと第一回大会よりも金額が下がってしまった。

その後も優勝金額は1500ドルから2000ドルの間を行ったり来たりしていたが、1964年にミッキー・ライト(アメリカ)が優勝したころから、人気も賞金も落ち着いてくる。

さて、歴代の優勝者はというと、ほとんどがアメリカ国籍のプロばかり。1955年にウルグアイのフェイ・クロッカー、1967年にはフランスのアマチュアカトリーヌ・ラコストが優勝しているが、1982年まではそれ以外は全部アメリカ。

それにしても、ウルグアイやフランスの選手が優勝しているのは珍しいですね。特にフランスの選手といえば、全英オープンのカーヌスティの悲劇のヒーロー、バンデバルデ
を思い出してしまいますね。

1995年・1996年の2連続でスウェーデンの絶対女王、アニカ・ソレンスタムが優勝するとこの後は、アメリカの勢いが衰えることになります。2000年・2001年にはオーストラリアのカーリー・ウェブが2連続優勝。2005年以降は、韓国勢が昨年に至るまで、入れ替わり立ち代わり7回優勝することになります。つまり最近では韓国がメジャーを制しているという女子プロゴルフ界なのです。

日本も、2015年はイボ・ミの独走でしたよね。男女両方での年間最高賞金獲得を持っていかれたのですから、う~む。可愛いから許しますか・・。

で、このイボ・ミでさえ、リオのオリンピック出場にはまだまだ届かないというのですから、なんとも韓国勢の層の厚さと強さには感服しますね。

賞金総額は、450万ドル、優勝賞金は81万ドルとこれは昨年と同じです。

今年こそ、高々と優勝トロフィーを掲げている日本人選手の姿を見たいですね。

放送は、テレビ朝日系列で、7月8日金曜日の朝から毎日11日の最終日の模様まで放送されます。詳細は、

第一日 7月  8日(金)4:00~
第二日 7月  9日(土)4:00~
第三日 7月10日(日)4:05~
最終日 7月11日(月)6:00~ 

さあ、楽しみですね。

頑張れ、日本!

 

 

全英オープンゴルフ 2016 賞金額の推移

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            (画像:GDO:2015年大会優勝のザック・ジョンソン

いよいよ全英オープンゴルフがロイヤル・トゥルーンゴルフクラブにて開催されます。あと一週間お待ちください。

全英オープンは、今週はテニスの全英オープンを行っていますが、来週からは3週連続で全英オープンが開催されます。男子メジャーの全英オープン、全英シニアオープン、そしてリコー全英女子オープンです。

さて、今回は、気になる優勝金額についてす。

今年の優勝金額は、180万ドルと発表されています。実際にはポンドで支払われるため、獲得額はその時のレートにより上下します。180万ドルは、全英オープンやマスターズの賞金額と同じですね。

全英オープンの賞金額も2000年を越えたあたりから、爆発的に増えています。

2000年の全英オープンといえば、タイガー・ウッズが史上最小スコア-19をセント・アンドルーズにて叩き出して優勝した年の事で、今でも鮮明に覚えています。しかも前年1999年がカーヌスティの悲劇の年でしたから余計に印象が強かったですね。

この時2000年の優勝賞金が、50万ポンド、現在価値で7500万円程度ですから、全英オープンも15年で優勝金額が2.5倍にもなったのですね。

遡ること10年、1990年の大会は、ニック・ファルドがセント・アンドルーズで-18で優勝した年でした。この記録は敗れないだろうと誰もが思っていた最小スコアでしたが、10年後にタイガー・ウッズがあっけなく破るのですね。

1990年の優勝金額は、なんと85000ポンド、現在価値で約1300万円だから、もはや賞金のためではなく名誉のために戦っていたことが伺えます。

さらに遡ること10年、1980年の大会は、トム・ワトソンがミュアフィールドでー13で優勝するのですが、その時の賞金額は、なんと25000ポンド、現在価値で約400万円だから、なんとも安い優勝金額でしたね。

では、最初の全英オープンの優勝金額はと言うと、1864年、トム・モリス・シニアがプレストウイックゴルフクラブにて優勝したときですが、優勝金額は6ポンドでした。

以降10年ごとに優勝者と優勝金額を追って見ました。

1870年 優勝者 トム・モリス・ジュニア 優勝金額    6ポンド
1880年 優勝者 ロバート・ファーガン  優勝金額    8ポンド
1890年 優勝者 ジョン・ポール     優勝金額 0(アマチュアのため)
1900年 優勝者 ジョン・H・テイラー  優勝金額 50ポンド
1910年 優勝者 ジェームス・ブレイド  優勝金額 50ポンド
1920年 優勝者 ジョージ・ダンカン   優勝金額 75ポンド
1930年 優勝者 ボビー・ジョーンズ   優勝金額 0(アマチュアのため)
1939年 優勝者 リチャード・バートン  優勝金額 100ポンド
1950年 優勝者 ボビー・ロック     優勝金額 300ポンド
1960年 優勝者 ケン・ネーグル     優勝金額 1250ポンド
1970年 優勝者 ジャック・ニクラウス  優勝金額 5250ポンド
1980年 優勝者 トム・ワトソン     優勝金額 25000ポンド
1990年 優勝者 ニック・ファルド    優勝金額 85000ポンド
2000年 優勝者 タイガー・ウッズ    優勝金額 50万ポンド
2010年 優勝者 ルイス・ウーストハイゼン優勝金額 85万ポンド
2015年 優勝者 ザック・ジョンソン   優勝金額 115万ポンド

たしかに、さすがメジャー大会ですね。

比較するのが意味ないのですが、テニスの全英オープンは、2週間の大会で7回勝つと優勝で、その金額は、200万ポンド。
ゴルフの全英オープンは、4日間のストロークプレイで優勝すると、約120万ポンドだから、テニスのほうが優勝金額は高い?と一言では片付けられませんが、いずれにせよ、物凄い名誉ですから、日本人選手の皆様、是非頑張ってください。

全英オープン 2016 ウインブルドン 錦織圭の賞金は?

f:id:prosports:20160705132731p:plain毎日新聞

「人生で一番痛みと戦った試合だった」
残念! 脇腹痛で途中棄権、またしてもチリッチに敗れる!

となってしまった、錦織圭の今年のウインブルドン。ベスト16で終わってしまいました。残念です。そして密かに応援していた女子の土居美咲も敗れて、男女ともに日本人選手のベスト8進出はなりませんでした。

実は、なんとかベスト8までは行って欲しかったんです。とうのは、ウインブルドンではベスト8に一度でも入ると一生ウインブルドンの試合の席を用意してくれる「ラストクラブエイト」という権利が与えれえます。

まだ、錦織圭ウインブルドンでは結果を残せていないんですね。

ベスト8といえば、1995年松岡修三がベスト8に進出しましたね。
女子もクルム伊達もベスト4に入ったので、この2人は一生ウインブルドンに席が用意されているのです。

 

さて、気になる錦織圭の賞金額ですが、今回は大会総合賞金額が約43億円と言う桁違いの高額になったことで、シングルスの場合、優勝金額は200万ポンド、約3億円というバカ高い賞金になっています。

で、準優勝で100万ポンド、ベスト4で50万ポンド、ベスト8で25万ポンド、ベスト16で132000ポンドという設定になっているので、今回の錦織圭土居美咲の場合は、約2000万円の賞金獲得ということになりますね。

 

ゴルフと比較してもショーがないのですが、先週の男子の日本ツアーの長嶋茂雄招待・セガサミートーナメントの優勝賞金が3000万円だったことから考えると、う~ム。比較にはなりませんね。

 

さて、気を取り直して、今年最後のメジャー、全米オープンに向かって頑張れ圭!

次回からは、もう一つの全英オープンを中心に進めていきます。

 

 

全英オープン 2016 ジョコビッチ敗れる

f:id:prosports:20160704164323p:plain(AP通信)

もう一つの全英オープンは既に始っていますが、日本勢では男女ともに準々決勝に進みましたね。錦織圭の対戦相手は、あのチリッチ。2014年全米オープン決勝で、日本人初のメジャー制覇を阻んだことで、有名(悪役?)となりました。

さて、メジャーの借りはメジャーで返す、と錦織圭には頑張ってもらいたいところですが、あの大会以降チリッチとは2度対戦していて2度とも勝っているんです。だからこそ悔やまれる全米オープンでした。

今年は、女性も頑張っています。4大大会初のベスト8入りを賭けた世界ランク49位の土居美咲は同ランク4位で今年の全豪オープンの覇者アンゲリク・ゲルバーと対戦する。

対戦は、ともに、4日のNo2COURTで、第一試合が土居美咲、第二試合が錦織圭となる。第一試合スタートは午後7時半(日本時間)。

さて、ウインブルドンですが、波乱が起きました。あの絶対王者ジョコビッチが敗れたのです。ジョコビッチは大会3連覇がかかる試合でしたが、残念でした。

度重なる雨による中断の末、集中力を欠いたのか、セットカウント3-1で敗北。今期3敗目を喫し、ウインブルドンから姿を消すことになりました。

敗れた相手は、世界ランク41位のサム・クエリー。サム・クエリーとは過去に10回対戦していてジョコビッチの8勝2敗(今回を含む)と、決して相性の悪い相手ではないのだが、2012年のパリ大会ではなんと第一セットを0-6でとられての屈辱的な敗退だっただけに、今後はジョコビッチキラーとなることもあるえるかも。

今期の3敗は、ドバイ大会での途中棄権、モンテカルロ・ロレックス・マスターズではランク55位のJ・ヴェセリに敗れている。

ちなみに、絶好調だった2015年は、全試合で82勝6敗と驚異の勝率だった。6敗の内訳は、フェデラーに3敗、マレーに1敗、カルロビッチに1敗、ワウリンカに1敗だ。

我らが錦織圭にとっては、準決勝で当たるジョコビッチがいなくなったことで、さらに期待がかかることになった。

頑張れ、錦織圭